北のウェルビーイングを発見:自然が癒すもの
フィンランドの森林面積はヨーロッパ最大で、国土の約75%が森林に覆われています。
一人当たりの森林面積はヨーロッパ平均のおよそ16倍です。
そのため、フィンランドの文化において自然が重要な役割を担っていることも不思議ではありません。多くのフィンランド人は、キャンプやベリー摘みなど、自然の中で過ごす時間を楽しみ、インスピレーションを得て、そして何よりも、現代社会の喧騒から逃れるための隠れ家的な場所として利用しています。
自然は、人を幸せにします。(国連「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」調べによる世界幸福度ランキングで、5年連続1位を獲得しています。)
フィンランドでは、すべての人の自然享受権(jokamiehenoikeudet)が守られています。それによると、人々は自然へ自由にアクセスする権利があり、すべてのアウトドア活動において土地所有者の許可は必要ありません。
自然の中に身を置くと、精神的な安らぎを得るだけでなく、身体的な健康にも良い影響があることが、いくつかの研究によって明らかにされています。
自然の中にいることで得られる健康上の利点には、次のようなものがあります。
- 怒り、恐怖、ストレスを軽減する
- 血圧、心拍数、筋肉の緊張を和らげます
- 死亡率を下げる可能性さえある
Mind誌のある研究では、インタビューを受けた人の95%が、外で過ごした後に気分が良くなり、落ち込みやストレス、不安から、より穏やかでバランスのとれた状態に変化したと答えています。Ulrich、Kim、Cervinkaによる他の研究では、自然の中で過ごすことは、ポジティブな気分、心理的なウェルビーイング、有意義さ、活力と関連していることが示されています。
これを「森林浴」と呼んでいます。
日本では80年代からこれを実践してきました。それは「森林浴」を意味し、2~4時間の穏やかなウォーキングで、森林や自然の癒しの環境の中で感覚に浸りながらウェルネスをサポートします。日本医学の予防医療や癒しの方法として注目されています。
https://www.mindmatterstraining.co.uk/benefits-walking-nature/
https://www.takingcharge.csh.umn.edu/how-does-nature-impact-our-wellbeing