ウォーターレスが高濃度配合を可能に

身近にある化粧品を一つ選んで、裏面の成分表示を見てみてください。最初に書いてあるものはなんでしょうか?もしかして、それは、水、WaterAqua、ではありませんか?

水の表記「精製水」となっていたとしても、全てのスキンケア製品に最も多く使われる成分が単なる水であることは変わりません。それも成分表の最初に書かれているのですから、かなりの量です。水は無色でテクスチャーを軽くする役割があります。衛生的で安全な成分ですが、製品に何のプラスにもなりません。 でも、もしそれらを叶えつつ、肌に効果ももたらすベースの成分があったらどうでしょう?

ウォーターレスがトレンドに

最近、ウォーターレスビューティという言葉を聞くことがあります。 他の美容トレンドと同じように、数年前韓国で始まったようです。もともとは、スキンケアの効果を高めるためであったこのトレンドはすぐに世界的に広がり、効果に加えて、旅行への持ち運びやすさや環境に害がないことが支持されています。 極端な例を挙げると、シャンプーなどの製品がプラスチックのボトルを必要としない固形石鹸になりました。 これらはプラスチックを使用せず環境に優しいもので包まれています。

世界を席巻しているウォーターレストレンドは、スキンケアからヘアケアやメイクにまで広がりを見せています。ウォーターレス製品は高価になりがちですが、従来の製品に比べ少量で効果を感じることができるため、ユーザーはより高い費用対効果を感じているようです。

ボトルに詰まった大きな成果

「フィラー」という言葉は、なめらかにしたり、分離しないようにしたりと、目的を果たすために製品に添加される化学的、合成的な成分とされています。 しかし、私たちは、水をフィラーとしては考えません。 これまで通常の化粧品では水がフィラーとして使われてきました。水を使う理由は、非常に安価に製品を作ることができるからです。

一般的なスキンケア製品では、成分の半分以上を占めることもある水ですが有効成分の効能が薄まってしまうという一面もあります。水を使わない製品の例としては、フェイシャルオイルなど植物オイル分だけを使って製品が成り立っているものがあります。 他の例としては、水を白樺樹液やその他の植物エキスなどの代替成分に置き換えたスキンケア製品が挙げられます。

従来の通り、水をベースに使用した製品と、ヘヌアの製品のように白樺樹液(バーチサップ)やローズウォーターなどの代替成分を使用した製品の効果の差は、明らかです。特に、乾燥肌や敏感肌の人が水不使用の製品に切り替えると、驚くほど早く変化が現れるという体験談が寄せられています。

すべきか、すべきでないか?

ウォーターレスビューティは、決して難しいことではありません。ここ数年で、ウォーターレスのブランドはあらゆるところで登場しています。しかし、ウォーターレスであれば良いという訳ではありません。もし、あなたが環境問題を理由に、ウォーターレスに興味を持っているのであれば、どのようにして、製品が製造されているのかを一度考えてみて下さい。水ではなく果実抽出物を使っていたとしても、その抽出過程では大量の水が必要となります。従って、ウォーターレスには、常に複数の要因が関与しているのです。

スキンケアの効果において、ウォーターレスは有効成分の効果において利点をもたらします。例えば、硬水の代わりに分子サイズの小さい植物エキスを使用することで、より肌に吸収されやすいこともあります。

結局のところ、個人の好みや、その製品に対する肌の反応は人によります。しかし、スキンケアルーティーンをシンプルにしたい方にとって、ウォーターレスビューティは試すべきオプションに違いありません。よりクリーンな製品、そして最小限の成分で最大限の効果を得たいのであれば、ぜひ、ウォーターレスの製品を使い始めてみるのはいかがでしょうか。

シンプルこそ最高のラグジュアリーなのです。